【Webアプリ】WindowsでPythonの環境を構築する

パソコンでPythonを使えるようにするには、Pythonの環境を構築する必要があります。

構築すると、自分のPCでPythonコードを実行できるようになります。

Pythonをインストール

以下の公式サイトからインストールします。

Welcome to Python.org
The official home of the Python Programming Language

サイトに飛んだら、「Downloads」>「Python 3.12.3」をクリックします。バージョンの数字は異なっていても問題ありません。

ダウンロードされたファイルを開きます。

以下の画面が表示されたら、「Add python.exe to PATH」を必ずチェックし、「Install Now」をクリック。

その後、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示された場合、「はい」を選択します。

しばらく時間がかかります。

「Setup was successful」と表示されればOKです。

次に「Disable path length limit」をクリックし、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」が表示されたら「はい」を選択します。

最後に「Close」を選択し、インストールを終了します。

Pythonがインストールされたか確認

正常にパソコンでPythonが実行できるようになったか確認します。

「コマンドプロンプト」を立ち上げて確認します。コマンドプロンプトは環境構築やその確認の際によく使うので覚えておきましょう。

PCの画面下にある検索バーに「cmd」と入力します。

以下のようにヒットしたらそのまま「Enter」キー。もしくは「開く」をクリック。

黒い画面が表示されます。

コマンドとして

python -V
もしくは
python --version

を入力して「Enter」キーを押します。どちらのコマンドでも構いません。入力後、「Python 3.12.3」と表示されれば環境構築に成功しています。

こんな時は1

「python -V」コマンドを実行すると、「’python’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」と表示される場合。

パスが通っていない(インストール時の「Add python.exe to PATH」のチェックを忘れた)可能性があります。

Python公式サイトからダウンロードしたファイルを再度開き、「Uninstall」からアンインストールします。アンインストール後、再度インストール(「Add python.exe to PATH」にチェックすることを忘れずに)してください。

こんな時は2

「python -V」コマンドを実行すると、Pythonのバージョンが表示されず、「Python」とだけ表示される場合。

Windowsに元々入っているPythonのインストーラーが悪さをしています。これは使用しないため、設定でオフにします。

Windowsの設定を開く。

「アプリ」>「アプリの詳細設定」を選択。

「アプリ実行エイリアス」を選択。

「アプリインストーラー(python.exe)」と「(python3.exe)」をどちらもオフにします。

こんな時は3

「こんな時は1」を行っても「’python’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」と表示される場合。

手動でパスを設定します。(パスを通すといいます。)

まずPythonのパスを確認するので、コマンドプロンプトを開きます。開いたら「where python」と入力し、「Enterキー」を押します。

すると、「C:\Users\<ユーザー名>\・・・」のようにPythonがインストールされた場所が表示されます。このパスをこの後の設定で登録するので、選択し、「Ctrl」キー+「C」、もしくは右クリックでコピーします。

パスを入手できたので、パスを設定します。PCの画面下にある検索バーに「環境変数」と入力します。

「環境変数を編集」をクリックします。

環境変数の設定ウィンドウが出てくるので、「○○(ユーザー名)のユーザー環境変数」の中の「Path」をダブルクリックします。

「環境変数名の編集」ウィンドウが表示されるので、「新規」を押します。

空行がこのように入力可能になります。

先ほどコピーしたパスをペーストし、「OK」を押します。

「環境変数」のウィンドウも「OK」を押します。

以上でパスが通ります。コマンドプロンプトを立ち上げなおし、再度「python -V」を行ってみてください。(パスを通す前に立ち上げていたコマンドプロンプトを使うと、反映されていない場合があります)